2010-01-01から1年間の記事一覧

「もんだい」と「すごい」 この二つが私には厄介なものに思えます。 人と話せば、「すごい」って言ってくれという感じがし、 なにかにつけ、「もんだい」だって言っている。 自分もそうなっているような気がし、 気をつけないとなと反省する。 どこにおめめ…

メリークリスマス 確か、戦場のクリスマスとかいう映画があったなと 思い出します。 休暇ではなじみと鍋で身体を温める。 愛おしき友人たちは、酒の呑み方も忘れたように見えた。 ああ、また呑みたい。

案の定と言えばいいか、 帰国が遅れそうである。 出国ビザが取得できないためである。 昨日は、定例を乗り切ったこと、 コンクリート打設がうまくいったことを祝し、 上司が高級なウイスキーを調達、打ち上げ麻雀をした。 定例にて私もプレゼンをさせられ、…

足が腫れている。 捻挫だろうか、よくわからないが 微かに痛みが残っている。 捻ったりすると、痛む角度がある。 その割に異様なほど、腫れ上がった足に驚いている。 まるでパブロ・ピカソの裸婦のようなズングリむっくりな足である。 ペイルライダー [DVD]…

今日は、イラキとサッカーの試合をした。 実に何年だろうか 死ぬ程、走りまわり、肩で息をし、コテンパンにされた。 ドーハの悲劇の対戦相手は確かイラキだったと思う。 そして、私は足を骨折し、応急室に搬送。 簡単な処置をほどこされ、医者にはオレテナイ…

12月5日より十日間ほど、帰国になった。 細かい調整があったがまあ、致し方のないことだ。 ご多忙な友人たちを捕まえて、一つ楽しい夜を過ごせればと思う。 ケータイがないので、このブログかメールベースでご連絡頂ければと思います。 残念なのは、日程を聞…

二百十日・野分 (新潮文庫)作者: 夏目漱石出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/01メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 33回この商品を含むブログ (26件) を見る二百十日と野分の二篇が収録されている。 底流にある作家のベクトルと表面に表れる人物たちの会…

"Approved" The term "approved," when used to convey Engineer's action on Contractor's submittals, applications, and requests, is limited to Engineer 's duties and responsibilities as stated in the Conditions of the Contract. "Directed" Ter…

紅海へ行った。 アラビアの港と呼ばれるアカバを訪れたのだ。 エジプトやヨーロッパへ向けて出港する鋼鉄の大型船やタンカーを眺める。 50mmもある鉄板に大海を超えて来た記憶が刻まれている。 かっこいい。率直な感想だ。 人のいいヨルダン人に紙幣を握らせ…

足を見て考える。 風呂から上がった時などに しげしげと、自分の足先を眺めることがある。 特に足の指はとても面白い。 昔、作家だったか漫画家だったかが 足はとても奇妙な形をしていると書いていた。 それが私にはずいぶん、おもしろい発見に思えて 以来ず…

イラクには街並と呼べるものがない。 が、私が街で思うのは、こちらの人は 創作性が基本的にあるのかもしれないという事だ。 壁や道路には至る所に落書きのような絵がある。 しかし先進国の落書きと異なるのは これらの絵がサインや広告となっている点だろう…

こちらでの生活にも慣れ、 少しは考えるような時間も出来て来た。 バグダッドに私がいることを考えると 場所は既に、インターネット上のサイトのごとく 簡単にその場へアクセスできるように思える。 その反面、確かにここには、向こうとは違う生活があり、 …

The only way to keep your health is to eat what you don't want, drink what you don't like and do what you'd rather not.

大げさなものを見ることに対して、まるで刺激を感じない。 写真を眺めていて、むしろこのミスショットのほうが おもしろい。 こちらには遺跡ばかりが転がっている、 古いからと言ってなんだというのだろうと突っ張ってみる。 観光化された目は、なにも受け取…

この間、大変恐ろしく感じた話がある。 アフリカでは今もエイズが大きな社会問題になっている。 その病に対する恐怖から、ある迷信がその地域に流れたらしい。 白人の処女とやれば、エイズが治るというものだったそうだ。 その迷信を信じた人々が出た行動は…

現場入り体力を消耗するも 平面が漸く、見て来たので面白い。とても広大な敷地である。 建設現場には当然ながら様々な国で生産されたものが集まる。 中東ではアジア建材はほとんど使われないが 重機やファシリティでは時々よく知った企業名を発見することは…

真っ白なシーツ、美しい女たち、騙そうとする男、地中海 Beirut を訪れた。 素晴らしい街だった。 レバノン内戦の傷跡が残るにも関わらず、 街は活気に溢れ、地中海の開放的な雰囲気がある。 ベネロペクルスのような美女が至る所にいる。 飯はイタリアの風に…

In Baghdad evenings,it become thin sunshine. The pleasant wind blows here at times. First thing I know, Roof top floor become my favorite place to read books. Sometimes, Two black helicopters went across above my head. it was sand storm da…

これはイラン・イラク戦争時代のモニュメントである。 独裁政権下ではしばし、ギョッとするような建造物が作られている。 ここバグダッドでもそうした、いつかの革命建築を彷彿させるものがそこかしこに残っている。 それらは力の表現であり、時代背景から取…

学習していると、虫が来た。 ときどき、私の部屋を訪問してくれる。 なんという名だろうと調べようと思ったが はて、どうやって調べたらいいものやら。 モゾモゾと、ホフク前進をしている様子は 中々、愛嬌があっていいではないか。 コガネムシのようだが、…

What a coincidence!!!

砂の女を読んでから何かにつけて、あそこに書かれていた言葉や情景を思い出す。 私に残ったのは、 砂をバケツで外に掻き出す作業にかかり切りの女の事だった。 女は風で押し寄せ来る砂を集めては捨てる日々を送っている。 男は言う、砂を掻き出して捨てるた…

砂の女 (新潮文庫)作者: 安部公房出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/03メディア: 文庫購入: 19人 クリック: 197回この商品を含むブログ (346件) を見る中東だから砂、砂ならこれかの短絡的な動機でスーツケースに放り込んだ。 小説を読み直す習慣はあまり…

八月も終わりに向かっている。 フライパンのような地面 目玉焼きみたいな太陽、 キャッチャーミットみたいな女たち。 別に大したことはない。 ウイスキーをラッパ飲み、気分はカウボーイ。 素敵なドレスを着て、ヨコシマな笑顔をつくる、 これぞミステリー。

彼女の書くアルファベットのメモは、字全体が歪んでいる。 その何からなにまでが違っているのだと言わんばかりの歪み方に私は感動する。 恐らく彼女の書くアラビックは、上手だと思う。 ペンの走る軌道や、線の切り方、跳ね方、そんなものがそう思わせる。 …

I found good words. The secret of getting ahead is getting started. The secret of getting started is breaking you complex. overwhelming task into small manageable tasks, then starting on the first one.

隣の病い (ちくま学芸文庫)作者: 中井久夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/03/12メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 27回この商品を含むブログ (18件) を見る東京を出る時にスーツケースに忍ばせて来たものの一つです。 中井久夫は精神科医でありなが…

I went back to Baghdad from Amman. I met a girl in the plane. She is a Cabin Attendant. but She couldn't speak English. I took a snapshot of her buttock. She didn't notice my work. I had the slightest idea about my kinky sense. then Young …

フレームが対象を主題化してくることから逃避しているような感じが残っている。 何枚か撮影していると、何をとっているのかわからないようなものが二、三枚 まぎれこんでいることがある。 大抵はミスショットで片付く話だと思う。 それでも奇妙な魅力を帯び…

昔から地図を眺めるのが好きで 鮮やかな国の旗を見ては心躍っていた。 社会科の教科書には資料として世界地図がついており、 そこに赤字や黒字で載る小さな村の名を読みながら、どうやら岬があるようだと 見た事も聞いた事もない地名に未熟な憶測を飛ばして…