2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

岸辺のない海 (河出文庫)作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/08/04メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 15回この商品を含むブログ (9件) を見る「書く」ことの手触りや手つきが文字やその周囲から 微々としてではあるけど、私のよう…

新しく辞書を買った。 こんなに心躍る買い物は久しぶりだ。 考えてみれば、随分長いこと、英語の辞書は買っていなかった。 電子辞書にアルクと不便はなかったのだけど、 ハードを買った。かなり時代遅れかもしれないが、 肉体化した知識はデジタルだと記憶す…

先生が映画祭に出展されるそうだ。 案内状を頂き、転送してもらった。 これをお読みの方も、興味があれば是非参加してください。 先生は横断という言葉をよく使われていた。 言葉による境界の設定で必ずしも、もちはもちや的な思考や役割が機能しなくなった…

金井は凡庸を悪のようにして小説家を描いたが、 今読み始めた本には凡庸な悪は恐れるべきものだと書いている。 ぼんよーってのは、よくわらかんが、考えないで生きている状態のことだとしてみよう。 そうだな、読書をしてむつかしいことを考えるよりもっとほ…

仕事について考えない日はない。 自尊心の高い人びとは、その尊敬を一般化するような試みをする。 これが誠に気に食わないことを白状する。具体的には言うまい、今日は酒を呑んでいるのだ。 おそらく、私と同世代であれば、仕事の中で似たような葛藤に出会っ…

昔、とある自動車工場が大量生産した自動車を その生産の働き手、すなわち労働者が買うという仕組むを考案したそうな。 このことをどこかで読んだ時、閉鎖的なシステムに妙な感じがした。 最近、アップルのノートが故障した。この馬鹿パソコンはおそらく、 …

幌馬車 [DVD]出版社/メーカー: アイ・ヴィー・シー発売日: 2004/06/25メディア: DVD クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見るジョン・フォードの言わずとしれた傑作 幌馬車随分ちから入れて撮ってます。 幌馬車を撮りたいって思う、映画製作者たちの…

小春日和(インディアン・サマー) (河出文庫―文芸コレクション)作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 1999/04/01メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 15回この商品を含むブログ (76件) を見るたとえとして、やけに長い独奏を連想した。 聴い…