今日は、イラキとサッカーの試合をした。
実に何年だろうか
死ぬ程、走りまわり、肩で息をし、コテンパンにされた。
ドーハの悲劇の対戦相手は確かイラキだったと思う。


そして、私は足を骨折し、応急室に搬送。
簡単な処置をほどこされ、医者にはオレテナイよ
と言われる。折れていようがいまいが、パンパンに腫れ上がっている私の左脚を
私は眺める。


なぜか、この激痛を喜ばしいものとして迎え入れた。
笑いがこみ上げてくる。
私は力が新たに得られるようなミョーチクリンな感情に包まれる。
車いすに乗せられ、今日は安静にしておくようにと言われる。


痛みというやつは、なかなか愛嬌があるではないか。
痛みによって体中が驚き、患部へ参勤交代がはじまったようである。
私の身体の隅々が、今新たに組織改革を起こそうとしているのだ
わーわーと騒がしい私の身体。経済成長する街のようだ。


視点が低くなり、世界がガラリと変わって見える。
おもしろい。