寺田寅彦のものした「自画像」という小片を少し読み本を閉じた。
本編は寺田が病に倒れたときに、油絵を描き始めたいきさつから始まる。
いきさつの途中で閉じてしまったので、その後はどうなったのかはよくわからん。


絵を腰を据えてしっかりと描いた記憶は実はあんまりない。
ラフな落書きがついつい、凝ってしまったものならあるといえばある。
だが、絵を描いたと呼べるものかというと、堂々たるものかは、判然としない。
確かにそれも絵だと言える。でも腰を据えて描いただろうか。
写生とか呼ばれる、野に赴き、気に入ったものを選んで描く図画の授業を
僕は絵をまともに描いた記憶の一つとして思い出す。


それは、小学校の校舎にある木を自分で選んで描くというものだった。
選んだ木も覚えている。
これといって、魅力的な木だとは思わなかったけど、なにかが丁度いいと思ったから
そこで描いた。あの時は思ったよりも力強く描けた。


水彩絵の具のチューブをギューット絞って、目も覚めるような色を目撃すると
興奮する。
みどりと描かれたチューブをひねれば、マミドリな絵の具がニュルリと顔を出す。
こんな色の純粋な姿にいつも絵の具を出す時に感動する。


あの時もそんな興奮があったかもしれない。
木を描きたい。あの時みたいに力強く描けるだろうか。






屋内消火栓設備は初期消火のために在居者が使用する設備。
よくビルで見る赤いランプのついたもののことだ。


これは延べ面積1000㎡以上(耐火建築物なら3000㎡以上)、または地上四階(耐火なら600㎡以上)の
事務所ビルに必要。警戒区域半径25m以内をカバーできるので各フロアがカバーできるように設置数を調整する必要がある。


連結送水管は、よく見かけますが、よく見かけやすいところに設置されていることが重要です。
これは屋内消火栓と違って、消防隊が使うものです。
放水口は一般的には階段付近が良いらしく、外部に設置することも可能ですが
ホースがドアに挟まることがあるので室内のほうがいいそうです。
これは地上階に横付けした消防ポンプ車がカチャリとホースをつけて水を圧入、
放水口で消火活動できるもの。なので3階以上の各階毎に設置する。2階には地上階から消火できるから不要。
地上7F以上また5F以上かつ、延べ面積6000㎡以上の事務所ビルに設置とある。


よくご存知の消火器ってありますね。あれは自主的に安全のため設けているのかというとそうではないようです。
延べ面積300㎡以上、または地上3F以上(床面積50㎡以上)の事務所ビルには設置必要。
歩行距離20mというのも覚えておきたい。
消火器は覚えましょう。



こういうものに誘導標識があって、これは規模に限らず設置することとある。
こういうものが海外の仕事ではかなり常識が異なり、妙に新鮮に見えるが実際は目が慣れてくると
ただのエキゾチズムでしかないことに気づくのだろう。