禁煙9日目である。ひとまず、90日できればよしとしよう。
10%修了したことになる。

工事は外装、内装プレゼ、サイン計画、MEP equipmentの選定。
だが、あまり進みが良いとはいえない。
ダクトやケーブルのサンプルが大量に押し寄せてきている。


世の中には「先進国」というものがあるらしい。
本プロジェクトではOECD開発援助委員会が発行しているDAC'(23カ国)を先進国と定義し、
先進国のクオリティという得体の知れない尺度が時々大臣サイドから出される。
DACにはギリシャやイタリアといった不良債権国家も含まれているが。
G20だともう少し幅広く中国も入っているし、中東からサウジアラビアも含まれる。


世界史の構造 (岩波現代文庫 文芸 323)

世界史の構造 (岩波現代文庫 文芸 323)

1968年まで起こった出来事とその周辺で考察されたことを、
9.11を経て本書は決算書のように書かれているように読めた。


インナーソサエティだけじゃだめよ、外も考えてね。
という流れは、交換の話をでっちあげるためにある。
サービス、金、もの、による交換で支配、被支配の話をしている。
第四部で著者が拳をにぎって強調しているのが贈与による平和の実現である。


諸国家連邦を新たな世界システムとして形成する原理は贈与の互酬性だとする箇所。
アメリカの警察っぷり、軍事力による平和維持に変わるものとして
贈与力による平和状態の維持の可能性を指摘している。
いわゆる途上国への援助活動は経済的格差をなくすばかりか、
援助資金、サービスを再分配する援助主体の権力を強化し、正当化する。
南北間の戦争状態を保持してしまう、このくだりがおもしろい。


軍事力や経済力に匹敵するような「力」を贈与に著者は見ている。
恩や貸し借りを売るようなものなのだろうか。ナンビクワラ族に聞くしかないな。