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以下の書籍を読みながら、刑務所の生活を想像すると。
おや、今の私の生活とあまり変わらぬのではないか、
とはたりと、気づかされる。
私の感性はくるところまで来ているのだろう。
近々、キャンプ移転の話がある。これも現政府が
いよいよ、経済のハンドルを自分たちでやる現れと思う。
いや、そうではない。それに伴い、まさかのコンテナ生活者に
なるやもしれないのだ。同僚は皆、げーっと叫ぶ。
糞尿の撒き散らかった部屋で、息を止めながら
眠れぬ夜を過ごすはめになるのか。
ハラハラドキドキである。
- 作者: 北尾トロ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/07/07
- メディア: 文庫
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北尾トロという人が書いた本
バルガスリョサを読んでいるうち、ついパラリと本書を開いてから
あっと言う間にこちらを読んでしまった。
裁判所を傍聴し、法廷にて繰り広げられる人間ドラマを
観察していくもので、声を上げて笑った。
人のプライバシーに大胆にも接近できるこの不謹慎きわまりないが
法的に許されている観察を通じて
人がありありと、浮かび上がってくるといえば、ありきたりだろうか。