以下の書籍を読みながら、刑務所の生活を想像すると。
おや、今の私の生活とあまり変わらぬのではないか、
とはたりと、気づかされる。


私の感性はくるところまで来ているのだろう。


近々、キャンプ移転の話がある。これも現政府が
いよいよ、経済のハンドルを自分たちでやる現れと思う。
いや、そうではない。それに伴い、まさかのコンテナ生活者に
なるやもしれないのだ。同僚は皆、げーっと叫ぶ。


糞尿の撒き散らかった部屋で、息を止めながら
眠れぬ夜を過ごすはめになるのか。
ハラハラドキドキである。


裁判長! ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)

裁判長! ここは懲役4年でどうすか (文春文庫)

北尾トロという人が書いた本
バルガスリョサを読んでいるうち、ついパラリと本書を開いてから
あっと言う間にこちらを読んでしまった。


裁判所を傍聴し、法廷にて繰り広げられる人間ドラマを
観察していくもので、声を上げて笑った。
人のプライバシーに大胆にも接近できるこの不謹慎きわまりないが
法的に許されている観察を通じて


人がありありと、浮かび上がってくるといえば、ありきたりだろうか。