今日はメリークリスマス。
タツローがラジオから流れてくるのを聞いていて、
こいつはクリスマスにすごい何かを託しているんだなと今頃気づいた。
サイレンナーイとか、おっおっおっおーとか謳いながら、
受動的に何かを期待している様子は、かなり気持ち悪い。
この曲は1983年に作られた。もうさすがにこの男の姿は時代遅れなんじゃないのか。


今日はI教授の世田ヶ谷村を見にいった。
クリスマスイブに見るのが、とても気の利いたジョークに思えたためだ。
初見だった。思えば学生時代には、相当この建築家の引力から逃れようともがいていたが
今回改めて見てみると、ハテ?どこに惹かれていたのかまるで分からない。
僕も大分、目が腐ってしまったのかもしれません。


カラカラとまわる韓国製とか仰っていた扇。斜めに飛ぶブレース、太陽光パネル
鬱蒼とした庭や荒々しい鉄筋、何かを作った痕跡、クモの巣、葉っぱやステテコが見える。
どうやら自分に驚いてしまったようです。


何かが僕の中でガラガラと崩れていく感触がした。
建築だけじゃなく、ものの価値の基準は大分人によって違うのでしょう。