私はテレビを見ている人が大嫌いだ。
僕が家を持ったらテレビは買わないと思っているが、
テレビがないと家が家らしくならないようにも思える。
テレビが何十万もするのなら良い照明器具を買ったほうがいいと思える。
リビングはテレビを見る部屋みたいになっている。
ソファはテレビを見る為の椅子になっている。それが嫌なのだ。
折角だから、レンタルビデオも見れるような間取りが嫌だ。


でもニュースの垂れ流しやプロ野球の垂れ流しそういうテレビは割と好きだ。
中華料理屋や床屋についているスポーツ番組の無害さが優しいのだ。
プロ野球のメガホンをたたく遠くの波のような音が心地よい。




CGが何故ダメなのかと、先生に問うたことがある。
先生が言うには、CGはできているように見えるところがダメだと言う。
建築には壁や柱、梁、床(屋根はちょっと特殊だと思う)と言った概念がある。
形は変われどもこれらが歴然とあることに気づかされる。
柱状体はボリュームから始まる。映像と似ている。理解したことになる。
CGは内実がまるで伴っていない。


経験済みという危険な理解は自分をむしろ不確かな存在にするように思える。