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建築の本ばかりで、かなり飽きている。
もっと広く読まねば。きっとそうやって関心を広げないと壷の中である。
リアリストであることと同じくらい大事なことである。
クラマタが裁判所のデザインに対して批判文を書いたように
例えば、人が人を裁くことにキナ臭さを感じたクラマタは
批判をせねば、と思い行動へと走る。
ここには、この大きさは相応しくない、と感じる身体は
言語でいかにして表現できようか。
直観がどれほど信じられようか。
やはり言語によって活発に活動している身体なら
発信されている電波も拾えるのだろうと思える。
言語化の作業は、硬直的であってはならぬと思う。
鈴木博之が平等院鳳凰堂の保存について批判しているものがあった。
磯崎新が横浜にシンボリックは必要ないのではないかと言った。
率直な事に気づかぬことに、なんと洞察力が欠落しているのかと自己嫌悪に陥る。
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古谷誠章 著
古谷教授の新書。
言葉をころころと扱う文体は、少し饒舌すぎるようにも感じるが
言い方一つで、そこに豊かさが加味されることも熟知しているように感じる。
本書は、古谷の言語域の広さを示した本だと言える。
ボリュームの大きさが言語化を待っている状態であることを再確認した。
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長谷川㐮 著
倉俣史郎についての論考を読む。
あまりクラマタの事は存ぜぬが
この人が読書をして、ぶっとんでしまう様子が良かった。
言語域をもっともっと広げたいと勇気をもらう。
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