「鞄を抱える女」

線をもっと少なくしようと思った。
これでもまだ、多いなあ。もうちょっとへらしてみよう。


今日は、午前中に熊谷守一の美術館に赴く。
前から見たかった。


庭にいるチョウチョや蟻、かまきりや猫ばかり描いていた画家である。
バッタやカエルなどもあった。
下地に赤や青を使い、その上に面で絵を描いていいく。
その後で輪郭線を削り出しているので線が赤や青になっていると想像したが
実際はどうかわからない。


スケッチを見るとやっぱりストロークから絵は生まれているが
面から生成されているのでは、と繁々と想像した。
この画家への興味はつきぬ。
山の絵が気に入り、ポストカードのようなものを買った。
守一の娘、熊谷榧がそのレジをきってくれたが、
この絵を選んだのかと、念入りに確かめていたようであった。



http://img.allabout.co.jp/Live/interest/japanesepaint/closeup/CU20020319J/kuma0417.jpg
やっぱり、いいなあ。