■
今日は早稲田大学の入試のようだった。
所用で大学にいくと、構内は閉鎖されており
今日はそうだったな、と思い出した。
まだ見ぬ頃の我らがそこにいるように思えて懐かしい。
夜は修士設計を終えた友と落ち合う。
彼の考えたことを一通り聞く。
思い過ごしだと思うけど、
皆何か同じもの求めているのではないかと感じている。
それを私もほしい。
それがなんなのかは、よく分からない。
軽く球をついて帰った。
思い切りのいい音を立てて無音で転がるボールが美しい。
- 作者: ハインリッヒヴェルフリン,上松佑二
- 出版社/メーカー: 中央公論美術出版
- 発売日: 1988/09
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
ハインリッヒ・ヴェルフリン 著
上松佑二 訳
ヴェルフリンの卒業論文だという。
なぜ建築のフォルムがある心的なものを語りかけてくるのかを記述している。
こうした読解を経てみると、メディアにのるために作られようとしている建築には
なんて薄っぺらいものなんだろうと思う。
建築のフォルムの歴史は、物質、気候、目的の単なる束縛から説明しなければならないとする態度を
彼が強い調子で批判していることが印象に残る。
ギリシャ神殿やテンピエットの柱が強い実体感を持って見える。