レイナー・バンハム 著
山下 泉 訳


A Personal View of Modern Architecture
AGE OF THE MASTERS


1962年のもののようだ。
構成としては、
「理論」についてと、「実践」について。
前者は、「近代」「機能」「形態」「構造」「空間と力」
後者は、巨匠たちを始め、いくつかの実作について書いてある。
エッセイのようなライトな筆である。


興味深いものとして、
ルドルフ・シンドラーの位置づけと期待である。
彼の中では、シンドラーがデ・クラークのアムステルダム派よりの
傾向があるように思われている。


動力を伴うものとして、「照明」に注目しており、
ヴェンチューリラスヴェガスへとバトンを投げている。


アンチ体制のようなものを感じるが
「空間」の説明における、ファンズワース邸の表現が中々よかった。