このオブジェクトは元々は別の目的を持って
作られたものなのだが
形が誠に優美に感じられ、
試しにドアに飾ってみたところ、
中々ちょっとしたもののように感ぜられる。


なぜ、こんな暴挙に出たかと言えば
原因は一次大戦前にイタリアで起こった「未来派」について読んだためだと思う。
あの政治的道化であるマリネッティの言葉で
「新しい感性を持った原始人たち」というが印象的だったのだ。


同時期の諸国の芸術運動に比べると
どうもオプションのような感じがしていたのだが
画集を眺めている限り、
これは相当なB級的視覚を今日獲得しているように思える。
その当たりの感触はマリネッティという人物による所が大きい。


一度まとまって展示など見てみたいものだ。
ドアの感性が私たちを育んでいるので
ドアに飾った。