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- 作者: 柄谷行人
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2004/01/28
- メディア: 単行本
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柄谷行人 著
「形式化の諸問題」
前章の「隠喩としての建築」を要点的に圧縮したもの。
ゲーデルの定理が形式体系一般にあてはまるとすれば、
それは「形式化」が数学そのものとはべつのところからきているからだ。
ゲーデルの不完全性の定理が何を証明したかが見えてくると
のちの、分裂病のダブルバインドと合わさり論点が透けてくる。
いくつかのシーンを横断的に展開していくことで
クリアになっていく快感がある。
がやはり、マルクスが出てくるとわからなくなる。
横断するときに形式が何を指しているのか見える。
おもしろいが、これを読んで分かった気になってる奴が怖い