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活字離れと世間は言うけれど
活字中毒もあまり良いものではないかもしれない。
- 作者: 柄谷行人
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2004/01/28
- メディア: 単行本
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柄谷行人 著
1981年に書かれたもの。
本題と同じ章「隠喩としての建築」のみ。
第4章の建築としての隠喩が特に難解で
体力的なものもあったかしれないが
理解しがたい内容だった。TTに今度聞いてみよう。
後日、「形式化の諸問題」でなぞり直すことにする。
アレグザンダーの「都市はツリーではない」あたりの話は
ちびまるこちゃんにも分かるように
丁寧に書かれていたので、おもしろさが分かる。
メタファーが論理展開するときに、
それまで別々のものだったものが突然隣同士のように
肩を寄せ合い始める。これによって思いも依らぬことを
引き出すことができるようになる。
自分という輪郭内にあまたあるいくつかの性質のほとんどは
自分の与り知らぬところで勝手に生きている。
それを例えば、吠えたりコスプレしたりすることで
かき混ぜると、ひょいと意識化に昇ってくることがある。
外に求めるばかりでなく、自分をかき混ぜると何かが得られることがある。