インディ・ジョーンズ/ クリスタル・スカルの王国 スペシャルコレクターズ・エディション 【2枚組】 [DVD]

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スティーブン・スピルバーグ 監督作品


製作総指揮にジョージ・ルーカス
音楽はおなじみの、ジョン・ウィリアムズ
インディ役は、当然、ハリソン・フォードである。


待ちに待ったインディジョーンズの続編。
いい仕事してます。
終始、ニヤニヤしてしまう。
この質を続編通して維持している背後には
スタッフのインディ・ジョーンズへの強い理解がある。


この映画で気づいたことは、恐らくCGとの相性の悪さを
ある程度維持したことだと思う。
シーンによってCGと実写の相性の感じが違っているのだが
CGが出てくるとハリソンフォードの老いた身体が浮き上がるんです。
具体的には、密林でのカーチェイス戦闘シーン
かなり安っぽく作っているのに、。
そのキッチュさが、続編のフォーマットとして機能しているように思える。
「荒さ」を包み込む大らかなものが本編にはあったのではないだろうか。


一方的に進行していく時間を
スピルバーグの映画では意識しますが
そうした時間軸の中で膨らませたり、萎ませたり
繊細であったり、雑であったりとこの経営力は
右に出るものはいないのではないだろうか。





ダークナイト 特別版 [DVD]

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クリストファー・ノーラン 監督作品


本編で驚いたのが
ゴッサムシティという犯罪都市のシンボルの中でしか
生きられないと思っていたバットマン
香港でも暴れまくっているところだ。


あのシーンは不必要な気がする。
ゴッサムシティという匿名の犯罪都市が持つ
どす黒い空気に満たされた質感が
失われてしまうように思えたからだ。
ジョーカーも出てくるわけでもないし
コレステロールにしか見えない。


モチーフやキャスト、ディテールは
良質なソフィスティケートを達成しているのに
ブクブクに太った映画のように感じた。