名前がわからないプロジェクト
妹島和世 設計だと思う。


大倉山の駅近くにあるほぼ竣工している集合住宅で
雑誌で模型は何度か見た事がある。
はめ殺し窓ガラス、サッシュ枠が曲線になっている。
開口部の作り方は軸を寸断するように
上下で被っているのが特徴。
立体的に市松模様のように明滅しているボリュームは
周囲に対する圧迫感が緩和されている。
RCが綺麗に打たれているように思った。
開口部が爆発しているような印象を持つ。
引違窓はやっぱり、既製品を使うしかないのだろうか。
ボリューム感が度外視されているからか、曲線という感じが薄い。
この手のデザインは飽和状態にある。


名前がわからないプロジェクト
手塚建築研究所


寺院らしいが、遅くに着いたため、外観のみ。
写真も撮れなかった。
4m×2m強くらいの片引窓にインパクトがある。
大きいガラスを見ると、わずかな振動で揺らいでいるが、
これが怖いものに見える。割れた時の凶器性を感じるからだ。
少し配置がうまく行ってないように思った。
周囲に対してスケールが間違っている。



雪片曲線論 (中公文庫)

雪片曲線論 (中公文庫)


中沢新一 著


1985年に書かれたもの。
ジョン・ケージが茸収集家であることから本書は始まる。
茸はどうやら、フラクタル構造を説明するものとして
使われているようである。


ゲームフリークはバグと戯れる
確かに私たちはゲームに折り込み済みの「裏技」で
得たものよりは、「バグ」に興奮していきた。
スーパーマリオロードランナーアイスクライマー
私が育った時代以前のインベーダー・ゲームゼビウスから
本書は愉快な筋立てで進行し読むものを飽きあせない。
宮沢の話の底流に中沢がいることは間違いないようだ。


アイスクライマーは私のフェイバリットゲームだと思い出した。