ウェブ社会の思想

ウェブ社会の思想 〈遍在する私〉をどう生きるか (NHKブックス)

ウェブ社会では個人情報が偏在していく。
ユビキタスを私たちはどう受け入れていくのかを考える。

鍵を握るのは、個人情報保護法というブレーキだ。
そのつど、個人情報が求められる摩擦の大きい地面を滑らかにするためには
このブレーキを破壊しなくてはいけない。

しかし個人情報を監理されることで、
私たちは個人情報を上書きしなければ、世界を広げることが
できなくなる。

ブログで私の個人情報をログとして生成していく。
しかしここには、相手の個人情報の開示がなければ
信頼関係は破綻するだろう。
監視社会において、看守と囚人の役割では中々友情は結べないものだ。