パラダイスパラダイス


フェルメールの展示を見に行く。
彼の作品は贋作か本物か揺れているものが多く
34作品しかないとされているが
まだ怪しいものもあるのではないだろうか。
絵の具の顔料で判定しているのだろうか。
私の目が三流だからかもしれないが、まるで響かない絵もあった。


一連のデルフト派と並べるとフェルメールがずば抜けたものを
持っていると感じる。それが贋作だとすれば、すごい画家がいる。


薄い紙やテーブルクロス、カーテンといったものが彼が作る地面へ
きちんと重力にしたがっているように感じる。
ステンドグラスの窓もそうだが、とてつもない実在感がある。


重さに対する感覚と鬼のような光の描写
美の深淵に触れたような圧倒観があった。


絵画をまじまじと見れば、ただ絵の具が塗られているだけであるのを確認しながら。
重力があることに感動してしまった。


河瀬直美 監督作品


UAの歌声は魂を解放してくれるような原始的なものがある。
彼女の歌声に合わせたバサラ祭は必見である。
無茶苦茶パワーもらいます。絶対見てほしい。


この映画で撮影された奈良の街では
路地裏のような小道がずるずる繋がっていて
身体で道を知っているそんな体験が撮影されていたように思う。


メイキングを含め、素晴らしい作品で心に蓄えられたものが多い。