今日のランチ
虎ノ門、霞ヶ関、日比谷と
官公庁、大企業が立ち並ぶ地域に足を運ぶ。
ビックマック指数というものがあるが
最近はスターバックスのトール・ラテ指数で物価を読むこともあるらしい。
どこに軸足を置くかで世界の為替状況の軌跡が異なって見えるようだ。
米国でトール・ラテが$2.8だとする。日本では\340だとしよう。
340÷2.8で スターバックスにおいて私たちは$1=\121.42で取引している。
今日の朝刊によれば、円ドル相場は$1=\101.16
121.42-101.16=\20.26
の差が生まれている。
この差によって円ドル相場が今後どちらへ向かっていくかを推測するのだそうだ。
つまり全国展開するスターバックスやマクドナルドが持つ市場
人件費、原価によって価格設定されている商品はグローバルに同じ質を保っていることで
ある種のオーバーラップが行われているのだ。
原価高騰によって馴染みの商品が値上げしたという事も最近よくあるが
スタバ、マクドナルドが現在の外国為替に対してどれだけ無理な取引をしているかは
世界の見方を少し変えるかもしれない。
今日はドルがいくらだからマクドナルドで食べれば得だと
昨日より今日のほうが高かったなと思うような視線は持つべきだろう。
ゴールドマン・サックス、メリルリンチ、マッキンゼー、モルガン・スタンレー
リッツカールトン、リーマンブラザーズ
とクジラみたいな外資がノタウチ回っている様子を見ると
世界の視点で自分を経営していかないといかんように思う。
中国やインドといった勢いのある人々が働くことに一生懸命である。
私たちは自分たちを買いかぶっていては、あっと言う間に置いてかれるだろう。
知的財産を高め、自分にしかできないようなスキルや考えを持たないと
交換可能な自分は本当に交換されるだろう。
小売り業大手のセブン&アイ・ホールディングスが過去最高益を更新とある。
どうやらTASPOが浸透しなかったこともあり
タバコをコンビニで買うお客が増えているためで
ついでに、何かを買っていくことで収益へと繋がっているそうだ。
制度が生まれると資本の流れが読めるはずである。
渋谷でも自動販売機は不況だそうだ。
TASPOをレンタルしてタバコを販売している人もいたが
本当に売れないのだそうだ。
私も近所でタバコを購入する時は、「たばこと塩の博物館」で買っていた。
そう考えると、私たちは何かを買うときになぜほしいのか
もっと吟味する必要があるように思う。
本を買うのはなぜか。図書館で借りれば良いのではないか。
ケータイにお金を払うのはなぜか。それほど役に立っていると言えるだろうか。
車を買うとしよう。ポルシェに乗りたいというのはなぜなのか。
自分を経営するためには、世界をもっと見ないといけない。
東京タワーをここ数日、よく見かける。
あいつも東京を彷徨っているんだ
そう見えたのは
今回私が彷徨う鎧と化していたからだろう。
ファインダーを覗いたときに失われる迫力が
東京タワーには備わっている。
悠然と東京を彷徨う有様に痛く感銘を受けたのである。