渋谷へ - sawane big Jornal

ロメールを見てからか
心がすごく穏やかになったかもしれない。

秋がそんな挑発を退けるような穏やかなものを
心に留めさせているのかもしれない。

渋谷ユーロスペースで
今エリック・ロメール監督作品の上映がされている。
スクリーンで当時のものを見る少ないチャンスと思い赴く

空がグレーだからか
芝生の青さが目にしみる。

誰かに優しくなれるような気持ちになる。

人がいることで人が動かされ考えさせられていく。
思いやったり、駆け引きしたり、疑ったりという
相手がいて成立するやり取りをロメールは美しく描く。
しっとりと、それでいて艶のある間を見る事ができた。
素直に映画っていいものだと思わせてくれた。