51号館

久しぶりに研究室へ行く
51号館の耐震補強工事と
全体のアスベスト除去工事に伴い
今理工は工事現場状態であった。

研究室も移転していて新鮮だったが
51号館からの新宿の景観は中々良かったことを思い出す。
小便器が外向きについていて
池袋に小便しているみたいな感じになる。
ささいだが、設計者の心意気だろうか。

久々に戸山公園を抜けて駅に向かうと
どこかのオケサークルが演奏練習をしていた。
トロンボーンだろうか、低いラッパの音は
なにか徒労感を感じさせる。


理工の学生はある意味、オタクじゃない人ほど
ファッションセンスがないように思う。


先日の民家園の続き
茅葺き屋根を見るとボクの髪型も少し茅葺き屋根っぽいと気づく。
知り合いが言ってた丸太を丸ごと削って雨樋にしているものは中々いかつい。
屋根の折れ目にその雨樋があり、内部では縄で梁から引っ張って固定してある。
構造体同等の存在感が有る。
屋根と屋根が別なので、二つの暗闇が中では一つにまとめられているが
もう少しよく見たら闇の質感にも違いがあったかもしれない。