繊細な幾何学のような気分

フローズン・タイム [DVD]

フローズン・タイム [DVD]

時間を止めスーパーで女を次々脱がしてはスケッチしていく。
これだけ聞くと、欲望的な映画だと思うけど、スケッチが欲望を美への変換キーとなっている。

ワンシーンだけでこの映画は印象を作っている。
肉欲のない状態で、公共の場にすっぱだかの女性がいればシーンは変わるんだ。
だがこれは、なにを主張しているというのだろう。退屈であった。


退屈であった。
アーバスの写真は強烈にインパクトがあり
引込まれるものがあるが
それが撮影対象とのパラレルな関係をつくる事で達成される
そんな感じになっている。

ニコール・キッドマンアーバスに対してオマージュを捧げれなかった

芸術家は映画で描写しにくいだろうな。