新日曜美術館

NHKで現在開催中の展覧会を特集する番組である。

今、世田谷美術館にて
石山修武の展示が開催中であり、一時間その特集であった。
石山は私にとって建築への憧れを与えてくれた建築家であったような気がする。
収録でも彼はロマンチストであった。言葉もすごく優しい

展覧会でも相変わらず「お元気」なプロジェクトが一杯であった。
わけがわからないからいい。
サインペン画や銅板画を描く姿が映されていたがそれが良かった。

正確には分からないが一年で500枚以上のスケッチを描きためていた。
文字で書くよりも彼の絵は雄弁でありながら、何語かわからない

番組終了後、毎度のことだが散歩をして考える。
自分が建築家という職能を持つという幸運に恵まれたなら
もっと創られるものは自分自身を信じて創ればいいのではないだろうか。

私は人と話すとしばし
なんて俺は考えていることが伝えられないんだとショゲてしまう。
僕は文章がそれほど上手ではないけど
石山の絵からは勇気をもらった。
出力することが無限にあるのだろう。





ヨシジロウのパーティについても書こう。
立地の茫漠とした感じが良かった。
ゆるい東京湾景的なまるで手応えがない風景の中
ヨシジロウは叫んでいた。
あれは彼だけじゃなく、どこかあそこにいた僕ら全員の今を象徴するような叫びに聞こえたのです。


人が集まればなにかできるな と感じた。