ヴァンダリズム

ヴァンダリズムとは「公共」の破壊行為を指す。
自己顕示のために
都市にステッカーを貼ってみたり、窓を割ってみたり
もしくはグラフィティを作ったりすることが
公共の破壊となる。

もし自分がペインターであったなら
どこに何に書いたかは重要だろうと想像する。
あるいは、グラフィティをつくることで、
例えば仙台メディアテークのガラスをグラフィティで覆い尽くしたら
私はメディアテークを手に入れたような気分になるような気がする。
デコラで所有できてしまうような感覚がある。

歩きながら横の壁面にスプレーをずっと描いていって一本の長い線を
作るだけでも面白そうに思う。


先日、サンタ・マリア・デル・フィオーレの聖堂に落書きをしたことで
何校かの学生が処分されていた。
まあ、悪い事をしているのはそうだろうと思うが
どっかの片田舎の何もよく分かっていない学生と
ブルネレスキが突然接続できてしまうことがものすごくおもしろかった。

落書きはすごい。



そういえば同じ話をしている人と出会うと
その人はその話が現在の彼そのものなのだなと思う。
この話言ったっけは、結構自分を追いつめるだろうな。