イシアタマ

このアライグマの親戚のような動物が
世の中にいることをもうずいぶん忘れていたような気がする。
絶滅したんじゃなかったっけと思っていたのだが
この前電車で見かけたのです。

イシアタマといえば
どちらかといえばワカラズヤでガンコが売りであるはずだが
私がみたものは
そうした内面的な性質というよりも
外観がまさにイシアタマであった。

そのアタマはカチンコチンに見えた。
間仕切り程度ならアタマで破壊など朝飯前だろう。
ドゥフ!!!ドカン!!バギ!!
彼は今頃同僚を困らせているだろう。
なにせイシアタマの持ち主だから。



さて実はイシアタマがいないいないと思っていたのは
私がイシアタマだったからかもしれない。

堅実だろうが不真面目だろうがサラリーマンであれば
入社して何年か働き、付き合ってる彼女にそろそろ結婚なぞいかがでしょうと
話は進行していくもののようだ。
親元を離れている仲間が実はそんなにいないが親元を離れる段になると
考えてしまうのが家賃を払うのがもったいないという心理だ。

その大家さんに月々支払う家賃を財産にするアイデア
マンションを買うという行動だそうである。
30過ぎあたりになると
一定の収入が入るようになりローンでマンションを購入できる。
月々支払うローンはマンションを購入する過程であるため
実質上は無駄にお金が出て行っているわけではない。
いざというときは、高い金を出したものを売る それほど賢明かはわからないが
一般的にはそういうことで
プランに結婚や出産があるかで間取りが変わっていくものだそうである。
ローンを組むということは雇用に対して一定の未来を約束する意味で中々覚悟がいるようなのである。
損をするか、覚悟を決めるか選択を迫られているのは皆同じのようである。

この不動産を持つことが一定の収入源につながるとすれば
やはりエネルギー問題もそんな財産の作り方を提供してくれるかもしれない。
砂漠に何枚かソーラーパネルを買っておけば一日の生活費ぐらいは太陽に賄ってもらえるかもしれない。
アフリカで作ったエネルギーをアフリカ近隣に売り、預金通帳に月々いくらか振り込まれるなら
中々グローバルな庶民になれるというものだ。

yahooオークションで不要のものを売って新しいものを買う人は
クリーンで新しい人々である。ネットによって売買にダイレクトにつながれるのなら
そこについての教養、判断力が絶対必要である。
誰でもチャンスはあるのにチャンスに気づかないことはもったいない。

東北に風力発電のでかいプロペラを一基持っている人が知り合いにいるが
私個人でもなんかそういうものにお金を使って生活費の足しになるならやってみたいものである。