VOGUE!

デザインにはどこかしら
高級感が必要ではないかと考えている。

良いデザインよりも先に憧れのメゾンブランドがあり
その水準に建築も到達しようとしているように思う。
ファッション界の先端が次々と紹介されていくVOGUEは
憧れのシンボルとなっている
あの乗りを踏襲して作って痛い目に会っている人も多いだろうけど
それでもあそこには表現形式の先端がある。

芸術よりもファッションのほうが今おもしろいと言っても
それほど恐ろしいことを言っているわけではなさそうに思う。
あのみなぎるような生産速度
次々と突拍子もないテーマで作り出されていく色とりどりの衣服

時代に一定の才能量が決まっているとすれば、
現代ではその抜きん出た才能はファッションに行っているのかもしれない。
ミケランジェロが現代に生まれていたらファッションデザイナーだったとしても
おかしくはない。

ファッションは建築を買収して上位に立っている
筆頭株主にファッションがおり、雇われ社長を建築が担っている。