インザ冷蔵庫

冷蔵庫のドアを開けると
ひときわ美しいものが目につく
カビである。

カビは見れば見るほど神秘的で、
幾何学的で抽象的に見えます。
顕微鏡の世界が可視化しているようである。
風の谷のナウシカになった気分です。

顕微鏡的である場合
雪の結晶やミジンコ、バクテリア、ウィルス
大きさはかなりの差があれども
ここにはなにかカビ的な幾何学が存在している。

この極めて繊細なガラス細工のようなものが
冷蔵庫の中にあるだけで一日が輝いてくる。