やぶから棒

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イースタン・プロミスをシャンテシネで見た。
突発的だったのでわくわくした。
クローネンバーグの最新作である。
だが、期待はずれだった。
彼の監督作品を見るときはかなり好意的に見ようとしている自分がいる。
とんでもないずっこけ方を期待してしまうのだ。

イニシエーションで体を傷つけるタトゥーに
一つスポットが当たっている。
いかにもな自虐性がある。
もうそこに危なさを感じているあたりでずっこけている。

だがこの映画では彼特有の危ない感じは薄い。
わりとまともに退屈な映画とも言える。
彼の映画でよく感じるのだが、なにが撮りたかったか
まるでわからないし、細かい設定に意味があるように感じられない。

ヴィゴ・モーテンセンヴァンサン・カッセル
これ以外でなにか見つれられたか。