擦れている。
先の秋葉原の連続通り魔事件は鳥肌がたった。

ある精神の兆候がこうした形で実体化してくる。
きっとそうした兆候は誰もが持ち得ているものであったはずである。
この潜在能力が自分の中にもあるし
周囲の人々にもあるかもしれない。

人の表情を見ながら話すのはかけがいのないものである。
臨界点がわからなくなってくるのかもしれない。



奇妙なのは
歩行者天国がいけなかったという反応だ。

疑心暗鬼は都市を過防備都市へと発展させていく。
自閉的になっていこうとすれば解決する都市感覚が
この事件の真相ではなかったか。