今日、本屋で洋書バーゲンをするというので
楽しみで足を向けたところ、いいものが手に入った
ル・コルビュジエの東方への旅のスケッチ集だ
コルの絵はしばし下手という風に聞く
これはアンチコルなのかどうなのか
私にはむちゃくちゃうまいように見える
線の速さと細さ太さでこうまで風景が伝わるだろうか
「建物らしきもの」「樹木らしきもの」が遠方にあるようすが
一筆の中で伝わる
現場で建築を議論するとき、
絵画の心得などないようなおじさんがたが
自由闊達にペンを走らせ、見事にそれを伝える
スケッチの意志を伝える力を思い出し
どこかの風景を描きたくなる