天気予報

今まで
それほど意識してこなかったように思うが
天気予報を聞くのは
少しばかりしっくりとする

事前にそうした雲行きに備えて
その日の行動を制限したり広げたりというのが
気持ちがいいし、あたらなかったからと言って
なにかが損なわれるかは今のところ思わない

ベランダの植栽しかり、現場しかりディテールしかり
街が漠然とした空の下にあるのではなく
気候というある立体をとらえることは
また街の認識を変えてくれる

最近、自転車を譲っていただいた 正式には長期レンタルという
契約なのだが、今は晴れれば
自転車で通勤するようにしている
元住吉から渋谷までという距離感になると
たちまち、ランドスケープという空間把握を意識するようになるし
坂により上下する高度と、アスファルトと常にパラレルな距離を維持し続けている
重力といっていいのかもしれないが、その自転車による都市認識は
また電車に乗ったときフィードバックして
これまで見えなかった裏側が電車に乗りながら届いてくる

暫定日記としてここで停める