おひとりさまの老後

おひとりさまの老後

コーポラティブハウスやれコレクティブハウスやれ。
NPOを立ち上げコミュニティを形成し住まっている人たちが紹介されている。
私たちの周囲では生きるモデルを今ひとつ、見出せていないように見えるが
先人たちは、頭を使って新しい暮らしを考え、実践している。やってるから偉いって一端思ったけど、やってるのって偉いのか?

疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫)

疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫)

内田と上野の組み合わせで読むと、応答関係が成立しているように読める。
アメリカから輸入されたサクセスモデルに自分が到達できず、
疲弊していく日本人女性のケースと上野の家父長制下から抜け出したい女性のモデルは応答している。
このアメリカ輸入のサクセスモデルの女性像というのが、いかにもで失笑してしまう。
思いのほか、容易にこうしたモデルは摂取され、自分の新しいOSとなっていくのだろう。人生長いんだ、iphoneがまたたく間に普及したようには、人生観がコロコロかわってもらっちゃ困ろうに。草食男子も、こんなやすっぽいものに付き合わされては敵わないな。
内田の西部劇への見方は新鮮だった。確かに下手すりゃホモ映画のように見える。