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スカイ・クロラ [DVD]

はじめて見た時に、私は誰かに反発したくて
本作に眠る両極を自分が感じたこととは逆になるような理解の仕方を試みた。
それは自分自体が感じていることへ、不信感があったからだと思う。
汚染された食品、衣服、情報を求めた挙げ句の果て、
私の身体から絞り出されるものすべてもまた、汚れているように思えたから
理性で自分を裏切りたかったのだと思う。

戦争を知らぬ世代の子である私の血は
その記憶もまた薄まっているのであろう。
破壊は否定できない、この事が私には分からないのだと気づいている。
真の破壊を知らない人間が賛成だ反対だと言っている。
知れば、反対だというものだとしても、知らないのに何かいうのは嘘くさい
それが自分のまわりにある空気だと思う。