オフィス、住まいの引っ越しをする。
いわゆるコンテナヴィレッジである。
電化製品やれ、武器やれを輸送するために
こちらに大量に運び込まれたコンテナを改造しオフィス、レジデンスへとコンバート。
ものの二ヶ月で内装、給排水、電気設備を含めてほぼ完了し、
今日は物品の大移動日であった。
ここのところ、知的生活よりも肉体的奴隷である時間が増えていたように思う。


新たにRCを打たなくてもよい、撤退の容易さを含めた利便性と耐久性が
当然のように評価され、改造しようという話に行き着いた。
外観はちょっとした秘密基地といった感じで
三層分積み上げ、廊下と階段、大屋根を新たに製作、据え付けた。
施工は現地労働者の手により、よくはないが、住めない事はない。
バンガローとコンテナを折衷したような感じである。


環境は劣悪との下馬評だが、案外面白いと私は思っている。
野犬が何匹も住み着いていて、猫とはあまりうまくやれなかったが
犬とはそこそこ、やれそうな気がしている。
どの道、次のホテルの改修工事が完了するまでのテンポラリーな住まいではある。


この野犬とのわけのわからないコンテナ生活、
ここに自分がいることをおもしろがっている。