久しぶりにSteven Hollの仕事を写真で見た。
すばらしい。





松畑強さんの書かれた
「パリから遠く離れて」を読み、
どうやって書いているかを勉強します。


X-knowledgeのHOME no.1
コルビュジェ特集の中の一稿として書かれている。
本誌がパリ、白の時代と銘打ってある中で
本稿はチャンディガールについて著者は書いている。
書き方を考察してみます。前文があり、三章立てで書かれています。


一章
1960年代後半までチャンディガールはモダニズムの集大成として見られていた。
トルコを事例とし、近代化の過程と、その後の伝統文化再評価という連続を、インドにも当てはめてみた。
20世紀をヨーロッパにおいて歴史が終わり、その他で始まったと引いている。
ネルー路線(近代化)、その後の伝統文化再評価(近代化批判)の流れで
当計画はモダニズムの集大成だから批判されました。
でも本当に時代の必然としての評価を受けて来たのか。


二章
当計画と、近代化をセットで批判することを解きほぐそうとしている。
ゆーほど、コルビュジェは計画に積極的に関われてないんじゃない?という具体的な例を挙げる。


三章
コルビュジェがやってたのは、議事堂部がメインだからそこを見ようよ。
モダニズムといっしょじゃなくて、これは個人的な結実の豊穣な場所だー。
その後、構成などを圧巻だーとか引き立て合っているとか
コンクリの特性が存分で出ているとか言いながら、純粋な状態にできたことをポーズする。


実は議事堂部に結構おもしろい、
コルビュジェコルビュジェらしく振る舞われているので
パリなんかよりインドこそ、彼の祖国だ。


という大雑把な地図が見える。
コルビュジェなんかつまんないのよ。