Magnificent!!


中学校だったか、イギリス人の英語の先生が
How are you?と聞かれた時のたくさんの答え方がある事を示す一例に
この言葉を使っていた。
それ以来、私はこの言葉の音階が気に入っているが
さほど、使う機会を持たない事が残念である。


このちょっと、格式張ったような大げさな表現が笑えるのは私だけだろうか。
なぜか、この授業は印象に残っている。
では今コーエン先生が教えてくださった表現を使って
皆さんで会話をしてみてください。と担任のアナウンスがあり、
普段顔を付き合わせている同級生同士で、


「How are you?」
「Magnificent!! and you?」
「Magnificent too!」


と滑稽なプラクティスをガクラン姿の私はクラス中の同窓に向かって完遂するのである。
私は今思えば、なんと従順だったのだろうか。
その後も何かの折に元気かどうか、尋ねられると
私はこの言葉を使い、破壊行為にも似た感情を抱くのである。