疲れて帰宅
雪に煽られ、風呂で暖まる。
軽食をとってインターネットをする。


どういういきさつだったか、これを書く直前まで
吉阪隆正のスケッチを見ていた。


PCモニタ−の光が眼球に映り込んでいる設計者たちは身体が乾き切っている。
閉鎖され続け、外を知らぬままに大人になった表情はどこかあどけない。
私はそうした死んだ童心を見て、恐怖を覚える。


未解決の問題を抱え、それを忘却することで歳だけを重ねた。
顔面にそんな忘却があどけなさとして、見えてくることに私は戦慄した。


吉阪の線には、そうした空洞を満たしてくれるようなものがある。