ビジョナリーカンパニー【特別編】

ビジョナリーカンパニー【特別編】

ジェームズ・コリンズは
スタンフォード大学ビジネススクールで教授をしていた人。


本書では、偉大さについて考える。
優れた集団の形成をどのようにして行うのかは、
今後、どんなところで仕事をするとしても大切なことである。


常に自分に自尊心を保ち、自分に都合のいい選抜意識によって自立しているが
彼らは時に、スタンドプレーヤーに見えてしまう。
できる!のではなく、できる自信がある。
コンペに勝つのは、そうした自信を裏付けしてくれるのである。
日々の業務からでは、中々自分に自信をつけることは難しいように思う。


建築家の事務所は大抵、カリスマ型の経営方針を採用している。
主宰者と仕事の距離が遠のけば遠のく程、批評性が低下するが
果たして、そうだろうか。また、そうであってどんな問題があるのだろうか。


FOAに見られる集団の作り方は、アンチカリスマ的な集まり方をしている。
だが、多くの組織設計とはその意味合いは異なる。
彼らはウィルスバスターのような、特定の問題に対してとくに強いパワーを発揮するプログラムであり、
集団そのものが、特殊なカリスマを帯びられるように設計されている。


建築家の伝統的な事務所では、先生といったカリスマの役割を持った人物が
労働者を惹き付けているが、彼らがマグネットに吸引されているためには、魅力がなければならない。
大きな仕事ができる。仕事に共感する。多国籍?テキストに感銘を受ける。
ファクターは数多い。


良い集団。
アメリカンフットボールのチームやFCバルセロナ
マッキンゼー文芸春秋の編集部
どういう関係性が築ければ、優れたものになるのか。