ジョン・ソーン卿自邸の写真。ちょっと傾いてるけど、
今は博物館となっていて見学可能。金は取られたかもしれない。忘れた。
中は撮影不可のため外観のみ。一回目は一人で、二回目はSMといっしょに見学する。


理性に基づく新古典主義からはみ出た、ちょいとアブない建築家。
ルイス・キャロルの世界にどこかで通じているようなインテリアの感覚があるように思った。
増築が重なって出来ており、採光確保のためトップライトを逐一設けている。
光への渇望は宿命なのだろうか。屋根伏がなんかすごいことになっている。


書斎が印象に残るもので、部屋のサイズが少し長くておもしろく感じた。
またファサードのリジッドな構成がよかった。
古典を勉強したが、ピクチャレスクの範疇での設計が多かったと鈴木博之
浅いドームや鏡面の使用も視覚的な効果を狙ったものと考えられるが
何か、釈然としない感触も残るそんな建築だったように思う。


英国の雲の下では、日光を浴びられず、屈折した精神の温床となっているのか。
友人達の安否やいかに。