chick corea の1972年のReturn to foreverの最初のグル−プに遡る6枚のアルバムから
選択された13曲を収録したもの


電子音によるピアノで、端正という張りつめた感じよりは
もっと砕かれて、新しい言葉を待っているようだ。
贅肉がそぎ落とされてスリムなのに、シャープやミニマルとは違う感じ。


響いて音がファジーになっていて、メリハリが効いた感じではない。
どちらかというと、いいのか悪いのか分からないけど、聞いていて心地よいからいいのだろう。
一打めのクリアーな音源と反響して拡散していく音がしっかり録音されていて、
音にもより抽象的なイメージがあるのかもしれない。
音は既に抽象的であると誰かが言っていたけど。



落語を聞いてみたいと思った。
落語家は何をしている職業なのだろう。