今日は自由が丘に赴いた。
レンゲを買うためである。
ぐるぐる、歩き回る。
沿線にある光商店街を覗くと、
やっぱりここはすごいおもしろい場所になっていると思う。
実は地下や2階、3階にも商店街があり
2階だと線路とほぼ同じレベルで窓を覗くとプラットホームの待ち人と目が合う。
この対面がなんともおもしろい。

よくもまあ、これだけの商店がにぎやいでいるものだと感心する。
薬屋のとなりに魚屋があったり、向かいに洋服屋があったり、茶っ葉屋があったりする。
徹底されているのは、一階部分のバラック的にできたバリアフリー
ごっちゃごっちゃなんだけど、滑らかなんですね〜 床が。





エドガー・アラン・ポー短篇集 (ちくま文庫)

エドガー・アラン・ポー短篇集 (ちくま文庫)

エドガー・アラン・ポー 著


三章ばかり読み、本を閉じた。
黄金の虫のその虫がどんな形相をしているかが
関心を離さなかった。
羽以外、全身が金でできている虫であるらしく
重たいそうである。


小さいものや大きいもの、それも無機物ばかり見ているせいか
虫を見ていると、とても精巧な造りにしばし感心してしまうことがある。
家のホコリっぽいところにいる
針みたいな足をもった身体の小さいクモをみるたびに
幾何学の図形が逃げ惑っているようで
とても不思議な気持ちになったことを思い出す。


ポーは推理小説やホラーといったものを書いた作家で
今こうしたものが再び見直されているようであり、
いたるところでそれを目撃する。
どういうインスピレーションで何を求めて書いたのだろう。
何もないところから、どうして文を書いたのだろう。


気持ちのいい場所とか、大らかとか言っている人の傍らに
ポーのテクストが併置されると
またしても、よくわからんくなる。