鈴木博之 著

イギリスのモリス以前、同時代の時期に活躍した建築家を描いたもの。
ピュージン、バリー、バターフィールド、バージェス、ストリート
ジョージ・ギルバート・スコット、ノーマン・ショウ、レサビー、ヴォイジー
フィリップ・ウェッブ、そしてエドワード・ラッチェンス。


こうした連中が今ひとつ、知られていないのは
イギリスが大陸で興ったモダニズム運動に関連させて認識されていないからだろう。
鈴木は、ムテジウスの英国の住宅など、当時イギリスが
大陸へ与えた強い影響を指摘しつつも、やはり遅れていたことを示す。
そうした中で戦われている建築について、入門の手引きをしてくれる。