最近、新しい人々とつるんでいる。
ことの外、女性に対して自分がどう接して良いか戸惑っていることに気づく。
もう少し、うまくやれてたはずなんだが
ちょっと笑いがうまく取れずに悩んでいる。
いや、うまくやれてた時期なんてなかったような気もする。


なんというか、表現しにくいのだが
親指を立てて「グッド!」みたいな身振りをするタイプは
どうも苦手である。
あまり変な態度を出して、心象を悪くするのはよろしくないと思い、
笑ってみるのだが、それがいかにも無理をしていますと言った表情であるのだろう、
相手の方が妙な表情をする。


その女性は、デスノートに出てくるような目の回りを黒くした化粧をしているので
Lに似ていますねと言ってみようと思ったが
少しずつ、これは言ってはまずいのではないだろうかと自信がなくなってくる。


それならこういうのはどうだろうか。
パンダみたいでかわいいですね。


これは初心者が陥りがちなミスである。
パンダはかわいいし、女性に人気があるかもしれないが
パンダに似ているというのは、相当な侮辱である。
動物で似ていると言われて嬉しいものは結構限られているのだ。


なんという甲斐性なしだろうか、
今度会うときは、気軽に下着の色など聞いてみようと思うのだが
そろそろ、下着の色どころか、犯罪の色が漂っていることに気づく。


しかし、こうした化粧をした女性は見慣れてくると
化粧面の背後にある実体が浮かび上がってくる。
よく見るとこの人、目が小さいぞみたいに。
どこをどう、話した物やら非常に難しいところであるが
なんとか、笑いをとりたいものである。