今日は東京工業大学にて
シンポジウムに参加する。

浅田彰
磯崎新
宇野常寛
濱野智史
宮台真司
東浩紀(司会)
http://www.cswc.jp/lecture/lecture.php?id=60


非常に言葉の選択の仕方
論旨の展開を探っている様子など、興味深い。
浅田、東を見れたのは良かった。


東、宇野、濱野ら若手はネット空間において
物理的限界を喪失した中で批評ができるかどうかを議論しようとしていた。
浅田は、とっくに批評などないと切り捨て
ネット空間など今に始まったことではなく、なぜ特権的であると
思っているのかがわからないという主旨のことを言う。
磯崎の最後の言葉は我々に向かっていっているように思える。
鳥の巣の問題を挙げ、
CGによる抽象的な軽さによって設計が進行していくことは
物理的限界のない空間から、現実にトランスレートすることが必要な建築について
あなた方はどうやって建築を作っていくつもりだろうかと。


非常に興味深く、古くからあるような議題だけど
ここを黙殺しようとしても建築は建たないことは確かのようである。

セルジオ・レオーネ 監督作品


マカロニの初期の作品。
黒澤の用心棒がヒントになっていると言われている。
やはり、西部劇のだれもいない公共空間に興味を覚える。


銃撃戦っていうのは
案外、退化していったもののように思える。


死なないイーストウッドを見たければ
レオーネは追いかける必要がある。

暗黙知の次元 (ちくま学芸文庫)

暗黙知の次元 (ちくま学芸文庫)

マイケル・ポランニー 著


科学における実証主義批判の書と言える。
本書を通して、「機械」というモチーフが意味するものを
考えることができる。
ゲシュタルトが何を超越しようとした認識方法だったか
コンテクストが見えてくるとすっきりしてくる。


言語化できないものをいかに、扱っていくのか
その手続きを観察することができる。
特に興味深かったのは、「問題」設定の話である。
できれば読んでおきたい書の一つといえる。