サンパウロ

ジョギングから戻り、シャワーを浴びて
一息ついてからブログを書く。
今日の森山の写真が強烈だった。
シャワーを浴びても消えないインパクト。


ブラジル移民100年を記念して
昨今、ブラジルとの文化交流が盛んである。
地元の市民ホールでもポルトガル語が聞こえてくる。
本展示もその一環だという。


森山大道とマグナムのミゲル・リオ=フランコの写真展は
サンパウロと東京をそれぞれが撮る構成。
人口が集中する都市に何を彼らが見るのか
好奇心が抑えられなくなり、見に行く。


すばらしい展示だった。
黒ぶちのフレームにモノクロの森山の写真と
彩度の強いミゲル・リオ=フランコの写真。
特に森山の写真には、重いパンチをくらった。
ダメだ、最近涙もろい。易々と感動してしまう。


写真を見て、人物たちがある瞬間見せた姿を見る事になる。
いや、どちらかと言えばそこに居た人がいる事に
感動していると言った方がいいかもしれない。


ショーウィンドウのマネキンを見て、パチリ
女の子の写ってるポスターを見て、パチリ
太ったおばさんが笑っているのを見て、パチリ


少なくとも、光と影が美しい時をパチリとやって
他の人が見たら、おじさんがシャツを着ている写真に見える
そんな偶然を目撃しているような感覚がする。
森山の黒はそんな偶然に現実を見せているように思う。


この展示は、歴史的な価値がある展示じゃないだろうか。


http://www.mot-art-museum.jp/kikaku/120/



ジョギングで五キロ走った事をNikeのサイトに記録している。
まだ、3回目に過ぎないが、
驚いた事に各タイムが1分も違わなかった。
タイムが安定しているのは、いいことだ。
慣れると、都市の中で自在に五キロを摂取できるような
距離感覚が芽生えてくるかもしれない。
ちょっと、かっこいいジョギングシューズもほしくなってきた。