日比谷へ

渋谷で友人と呑む。
友人が思っている以上に
私は渋谷に飽ききっていることを
あまり知られていない。
通勤路といった限られたルートのみならず
私は渋谷ってフィールドに慣れてしまっている。

10人くらいと今年中にサシノミができればと
そんなことを考えた。


その後日比谷にいく。
この界隈は実は
どこという地域名で規定するのは難しい。
丸の内というのが通常なのだろうか。
この界隈が私はとても気に入っている。

イントゥザワイルドをシャンテシネで見る。
随分混んでいた。
モーターサイクルダイアリーズを彷彿とさせるものがある。
こういうのは、金的蹴りではないだろうか。
風景を見ただけで、ぶわっとキテしまう。

すっげー色々考えさせられてしまう。悩み多き旅人なのです。
現代社会への強い批判を持った若者が旅に出るという話である。
ソローが有効か、ここにはボクは躊躇がある。
展開はシンプルであるが、ラストのシーンには、この映画の主張を感じる。
アラスカを新しく切り取り、新鮮さを持って映し出した快作。
音楽がいいセンスしている。

旅をするときに、まだ出発地の人である状態から旅人化するプロセスに
都市と自分のバランスが一瞬崩れる瞬間があるように思う。
バスを降りたとき、空港を出た時、店を出た時なんか
場所を変えたときにそうしためまいがおこる。そんなことを思い出した。