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すごい。
世界中がスキャンされ、デジタル化している。
ダウンロード何パーセント進行中だろうか。
- 作者: 司馬遼太郎,ドナルドキーン,Donald Keene
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1996/08/18
- メディア: 文庫
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日本的な文化を醸成したとされている室町、東山文化
歴史には義務教育の財産程度しかない私でも
この時代はなにかおもしろそうだと感じる。
司馬によれば、お茶や生け花、能狂言、銀閣ひいては、
なじみのある東求堂もこの文化から生まれた。
キーンは中心人物が見えない文化といい
その中心に足利義政がいる。
確か学校で、ろくでもない将軍として教わったように思うこの人物に
妙な興味を持った。歴史上において色っぽい存在となるのだろうか。
学者間でも興味を持っている人が多いらしい。
彼は、政治も下手で金儲けもできないが、芸術を大事にしたからなのだろうか。
いやそれよりも無茶苦茶な感じが「笑える」からだろうと思う
もう一人本書で随分興味をそそられた人物に平賀源内がいる。
キーンは彼の絵も小説もキテレツな発明も大したものではないような言い方をしており
治外法権を成立させてしまう平賀源内自身で歴史に残っているような感触を抱く。
日本には諸外国と比べると英雄が存在しにくい土壌だとしながらも
こうした変人を守ろうとする傾向が強いと結ぶ。
南アフリカの地にいる不良(ツォツィ)が
金持ちの車を奪取すると車の中に赤ん坊がいる
赤ん坊と一緒にいることを通して不良の心が浄化されていく
恐らくセットだろうが、風景と都市が異様に見えた
晴れている大地と怪しい空模様。このネジレが最後まで残った。
画面上は一つになっているのに、それぞれがベツの光源を持っていると
理解できていなくても不自然さを感じる
人種差別や南北格差が生む不和がこの地にはあり
強盗されたBMWのトランクやドアが全開になってアフリカの大地の中で
置き去りにされているシーンがなにか象徴的に思えた。
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2008/04/25
- メディア: DVD
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絶妙なバランス感覚がある。
もの静かな映画に上手に色や音、CGで抑揚をつけている。
妻子を探す男、夫を探す女
早いスピードで消滅していこうとする都市の中での
人々の営みがやさしいタッチで描かれている。
破壊の時間を共に過ごすことで生まれる連帯感が
都市に住むことのスリルをイメージさせていくれる。
少年が口ずさむ歌謡曲や船の笛の音が風景に滲んでいくようで
良かった。