黒澤明と吉村順三


今回のディテールジャパンは
建築家が映画についてあれこれ述べている。

まだ読んでいないがざっと見た。
ベスト5のようなものがあったが
建築家に映画を語らせるのは現在無理なんじゃないかと
思ってしまった。

いやいやどの映画でも批評がおもしろければ
良いかもしれないという思いはまだある。
だが、ああやって総動員(とまでは行ってないような面子だったが)して
あの程度。
建築家でありながら映画を語るのならば
どう映画の住人たちと折り合いをつけるのかがすごく不透明であった。

映画監督に建築を語ってもらったときにどうなるのか
ここは住みやすそうだ、快適そうだ、私は好きだに
なってしまうのではないか。

建築は映画を植民地化しようとして
まんまと自陣を失ってしまった そんな感が残った。