タベルナ

時々行く弁当屋があるのだが、
今日はそこの弁当で昼食をすませた。
まあ、こんなところで
公表することじゃないのだが

そこの女将さんにちょっと惚れている。
もちろん旦那がいるし
彼女の年齢はおそらく50がらみといったところだ。

でも、弁当屋らしく愛想良くしてくれればいいものの
機械的に処理されるあの感じがたまらない。
にしても、今日の昼行くと
私のことを覚えているらしく
黙って量をサービスしてくれたりするのです。

機械化している弁当屋であるにも関わらず、
彼女はきちんと化粧をしていることが私を魅了する。
彼女もまた女なのだ。
アイシャドウに口紅、
それらが何か僕に訴えかけてくると勘違いする。
彼女の化粧は詩情に満ちている。
迫り来る老いとともに、女性としての誇り
そんなものを感じる空腹時間。




昨晩、恵比寿にイタリア料理を友達と食いに行く。
店の名前はタベルナ。
イタリア語でタベルナとは食堂とか酒場といった意味だそうです。
なかなか打ち解けた感じでいながらきちんともしていて
イタリアっぽいオレンジの明かりで満たされたレストランでした。
今度は大勢でがちゃがちゃいいながら食事したいと思う。

パスタにサラダにピッツァといった定番を注文しました。
カンパリがおいしそうだったのでそれも注文しました。
あとはボトルでワインを一本頼みました。
食後にグラッパを呑み中々いい具合であった。

ワインの酔いは優雅です。
なにか上手にみんなしゃべるようになるのです。
友とはいい料理といいお酒という所で皆合意した。
逆もしかりです。いい友がいれば料理もお酒もおいしいというものです。

昨晩のキーワードは、「芝生」です。
芝生のもつ紳士性と気品などに壮観と憧れを感じるという話
その背景には上流意識への拘りがあると私は感じました。
あくまでも優雅に競馬を見にこうということに相成る。
躍動する馬を見に行くのです。
オペラグラスを片手に、麻のシャツにデッキシューズ
競馬を気品のあるものとして見に行くのは中々楽しそうだ。